パウダーボードはパウダーで力を発揮することは、読んで字のごとく・・・であります。しかし、近年この手のパウダーボード(フリーライドボード)を購入される方でサーフィンのようなスタイルを求めるユーザーが増えている。
これはどういう事なのか?サーフィンのように波を切り刻みながら進み、バンクに合わせてボードを蹴り込みスプレーを上げる楽しさなのか。
僕は、バックカントリーのことはよくわからないが、近所の雪山(兵庫県)の裏山を登り山頂付近でコーヒーを飲んで降りてくる楽しさを最近知った。自分の足で登るってのは、サーフィンのようにパドルアウトをする感覚に近いのかもしれない。日の出からスノーボードを楽しめて雪山の中でゆっくりとした時間を味わえる。正直ゲレンデに流れる、DJやJPOPの爆音があまり好きではない。
危なくないと言えば嘘になるかもしれないので人には勧めないけど、危険レベルでいうとゲレンデにいる速度超過のロケットスキーヤーが突っ込んでくるのと危険度で言えば大差ないように思う。ゲレンデ=安全は、もはや神話のようなものだろう。
下の写真のようにサーフィンは、垂直に立つ波の壁を登ったり降りたりしながら加速する。サーファーとスノーボーダーは実に似ている。この波の壁を雪山の壁に見立ててスタイルを出しながら滑るのが本当に楽しい。
波は動いているので当て込むのは難しいのですが、雪山は止まっているので経験値が上がり、当てたいスポットを見つけることができれば比較的スタイルを出しながら当て込める。ボトムターンをして雪山の壁のトップめがけて蹴り込んで上げるスプレーは、何度見ても爽快だ!
そこでスノーボードを用いてサーフィンのような動きを再現するのに都合がいい形状に気づいた。テールが短いのが都合がいい。むしろテールの短い板に乗ると「テールいる?」ってなる。個人的に短い分テールが動かしやすいのでタイトなバンクでボードを自在に操りやすい・・・気がする(笑)また足からテールまでの距離が短い分雪も押しやすいような・・・気がする(笑)
テール形状によって作り手(シェイパー)の狙いが違うのはサーフボードと同じです。ボードデザイン意図がテールを沈めるためなのか?フロー(浮かせやすく)する為なのか?そこは、購入前に店頭でスタッフと「あ〜でもない こ〜でもない」って談義を繰り返しながら答えを見つけるのが望ましい。
一つ言えることは、スノーボードはもっと自由で、もっとスタイリッシュなものであります。決められた範囲内でどう滑ろうが自由なんです。グラトリする人も、滑降する人も、ひたすら壁に当て込む人も・・・みんな自由です。是非、今年はサーファーの皆様も今一度スノーボードにトライしていただき、壁へぶち込みに行きませんか?そんな、サーファーの皆様のご来店も楽しみにお待ちいたしております。
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